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Mijinko's Design Attempt
fantasy architecture and design
地形と建築 > 灯台コンプレックス / 2015-2016
柱状節理による海岸の文脈の一部を構成することで、文脈が持つ力の流れを整理、
増幅し、この力を翻訳して訪問者に伝達し、享受させることができる。
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土地や地形、地勢には、目に見えない力の流れがあり、その流れの中にいると、何らかの影響を受けていると感じることはありませんか。
近年、パワースポットと呼ばれる概念が当たり前のように受け入れられるようになりましたが、パワースポットと言われる場所の多くには、こういった「流れ」という要素があるのではないでしょうか。風水や枯山水の造園なども、この流れを取り込む考えを持つのかと思います。
ヴァナキュラーやゲニウス・ロキといった考え方とも関連しますが、建築物を計画する際、土地や地形、地勢による文脈を読み取り、この文脈による流れを遮断するのではなく、文脈を取り込み、溶け込みまたは一体化することなどにより、当該建築物を文脈と調和させることができ、さらに、上手に計画することにより、流れを増幅させたり整えることも可能となります。建築物が土地や地勢の文脈の一部を受け持つことで、当該建築物は文脈による流れから力を享受し人間に伝達する装置と成り得ます。この力は感覚的なものであり、科学的な説明はできないかもしれませんが、きっと、その土地との一体感やつながりが感じられ、腑に落ちたような落ち着きや安心感、楽しさや喜び、インスピレーションや活力が沸いてくるといった感覚が得られるのではないでしょうか。
建築物は土地に定着するものなので、こういった視点を含めて計画することで、当該建築物に素晴らしい価値をもたらすかも知れません。
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